

2025年2月
ご覧頂いている画像は、2024年12月中旬の状況です。
諸般の事情で販売再開は見合わせさせて頂いています。
3月下旬からの再開を目標にしております。
(2025年2月1日追記)
最近の「チコリーのミックスリーフ」
収穫後の水洗いの様子です



チコリーのミックスリーフ100gの盛付け例
最近の商品サンプルです。 お届けできていませんが、大半がグリーンの葉となります。

直径27cmのプレートを
使っています。

葉の大きさについて
一般的なベビーリーフに比べ、やや大きな葉も入っています。
葉の食感はやや硬めです
葉は、厚みもあり、一般のベビーリーフやレタス類に比べ、ソフトな食感ではなく、少し硬くお感じになるかと思います。
もちろん、新しく生えた葉ですが、アントシアニンなどの生成を促すため、株自体は管理生育させたものになります。
例年に比べ、凍結による劣化がひどく、お届けできるような生育状態ではありません。
一旦は収穫出荷ができるまでになりましたが、やはり、早朝からの凍結が繰り返されたところで、葉の凍傷が広がり、収穫も難しい状況になりました。
昨年6月以降、品質の問題を始めとして、長い間に渡り、チコリーのミックスリーフをお届けできていないことは、ただただ申し訳けなさで一杯です。
春からの再開の準備を進めています。
チコリーのミックスリーフのお買い求めは「食べチョク」サイトでお願いしています。

食べチョクサイトの多菜畑農園に移動します。現在出荷を停止中です。
「チコリーのミックスリーフ」製品についてのご案内

チコリーの苦味成分について
チコリーの葉の苦味成分は、セスキテルペンラクトンという化合物で、機能性成分(ポリフェノール類)となります。
5000種ものセスキテルペンラクトンの中で、ラクチュコピクリンと8-デオキシラクチュシンがチコリーの苦味成分とされています。
この苦味物質には、ヒトの中枢神経系に作用し、鎮静効果と鎮痛効果があることが以前から知られ、伝統的に鎮静剤や鎮痛剤として利用され、また、抗マラリア効果も確認されています。
その他、食欲増進/消化促進や鎮静効果から不眠症改善などの機能性も分かってきました。
セスキテルペンラクトンはキク科野菜には、種類や含有量の違いはありますが、ほとんどの種に含まれている成分です。
レタス類は、チコリーと同じラクチュコピクリンと8-デオキシラクチュシンが含まれていますが、チコリーの含有量はレタス類の約5倍になります。
これは、レタス類は主要な野菜として、生産量が増える中で、より苦味を抑え味覚面を調整する品種改良を進めた結果、現在のあまり苦くないレタス類が主流となったものです。
最近では、機能性成分を重視し、レタス類にもセスキテルペンラクトン類の含有量を高めようという研究開発も行われているようです。
コリンエステラーゼ阻害の働きをするラクチュコピクリン
アルツハイマー病などの認知症では、脳内の神経伝達物質のアセチルコリンが、コリンエステラーゼという酵素により分解され、記憶障害などの症状が現れます。
チコリーに含まれるラクチュコピクリンは、コリンエステラーゼの働きを妨げ、アセチルコリンの分解を抑え、アセチルコリンを増やす働きに導き、認知症の症状の進行を遅らせます。
チコリーが薬の原料になっているかは確認できませんが、すでに薬剤として開発、販売されています。
新型コロナウィルスワクチンとチコリーのセスキテルペンラクトン
コロナウィルスの増殖に欠かせないプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)の働きを阻害する物質として、チコリーから抽出されたセスキテルペンラクトンが有効とされています。
※医学誌に掲載された論文の抄訳を読んだだけですので、単に「いいこと」程度のご紹介です。改めて、時間を頂きお伝えできるようにしたいと思います。
2023年11月下旬からカヤカヤファーマーは毎日チコリーのミックスリーフを食べています。
これまでは、東京都内の飲食店様向けに準備するのが精一杯で、自ら食べる量を確保するなどは難しい状況でした。
余裕ができた訳ではありませんが、本来、皆様におすすめするうえで、当然、やるべきことでしたが、実行できませんでした。
一年365日、飲酒を欠かさない日をほぼ30年続けているカヤカヤファーマーが、チコリーのミックスリーフにより、何か健康面でお知らせ、ご紹介できるように、自ら期待しています。
昨年(2023年)11月以降、断続的な時もありましたが、チコリーを食べ続けています。
以前から、便通には苦痛になることはそれほどありませんでしたが、何かが悪くなったということはありません。
根拠がなく、気のせいかと思いますが、何か良いようにも思えます。
一方、多く食べると、軟便になります。
血圧が130以下で安定していることくらいが、数値でお知らせできる唯一の事象ですが、チコリーの効用ではないように思います。
一応、仕事として認識し食べていますが、特に手を加えているわけではなく、やはり苦いです。
効能はともかく、少しでも苦味を和らげ、普通にお召し上がりいただけるようなレシピのご提案が、このWebサイトでは不可欠だと認識しています。
(2024年8月26日 記述)