2026年5月

季節の便り

農園の近くにある、シンボルとなるような樹木の季節ごとの姿をご覧いただきます。
少しでも季節の移ろいを感じていただければ良いのですが、なかなかです。

千町のクスノキ    今回は、4月中旬の姿を一旦ご紹介させて頂きます。


千町農園の入口近くに生える、4本のクスノキです。
その内の1本は、幹の太さが3メートルを超え、巨樹の範囲に入ります。


※環境省の「巨樹・巨木林データベース」の上で、原則として、地上から130センチメートルの位置での幹回り300センチメートルを超える樹木を「巨樹」と定義しています。
(ツバキなど例外はあります)


クスノキは、常緑広葉樹とされていますが、4月から5月頃、一部の葉が赤く色付き、その後落葉します。
そろそろその姿が見え始めました。
かなり、ダイナミックな変化が見られます。

同時に、新芽も持ち始めているのが観察できます。

一年を通して、ほぼ同じ姿をしているクスノキが、一時(ひととき)オンステージに登場しているようです。


クスノキの道を挟んだ隣接地は、たばこ畑です。

早くも3月18日に畝が立てられ、栽培が始まりました。
毎年、その成長の早さには、驚かされていましたが、ここでその光景を見るのは、今年で最後ということになります。

なお、夏に収穫されたタバコの葉は加工処理後、大半は海外へ輸出されるとのことでした。

(2026年4月14日撮影)

「クスノキノート」を発表しています

カテゴリー「多菜畑農園と自然」にクスノキについて、いろいろなテーマでご紹介する「クスノキノート」を公開しました。

思いがけず、かなり厚い内容になってしまいました。
よろしければ、ご覧ください。

(2025年6月10日公開)

粟生野円立寺のボダイジュ(茂原市指定天然記念物)

粟生野堂山農園近くの顕本日蓮宗の円立寺(えんりゅうじ)墓地に生える
ボダイジュです。

樹齢は800~900年と言われています。
すでに主幹は枯れ、残った台木から10本ほどの芽木が、巨樹を構成しています。
このボダイジュは、シナノキ科に属する落葉広葉樹で、
今は、まだ、冬はやっと終わったかという雰囲気です。

やや遠くからの木の姿は余り特徴的なところを見出せません。
一方、台木(根元)の姿は、かなり珍しい姿です。

自らが測ったわけではありませんが、周囲は7mもの太さだそうです。

今回、地元の方のお力でしようか?地面がとてもきれいに掃き清められていました。
そのためか、今まで毎月訪れて、木の姿を見続けてきましたが、初めて気が付いたことがあります。

こちらの画像でも確認しにくいのですが、台木から伸びる主幹の内、中心に近いものは、樹皮の紋様が異なっています。

周囲の太い幹に比べ、年代が若いせいなのか、それとも、まさかとは思いますが、ボダイジュではない、別種の木なのか、今の状態では分かりません。

若葉が出て来る頃には分かりますので、お知らせします。

どのような過程を経て、この地にとても長い期間に渡り、生きているのかは、想像することも難しいですが、円立寺の歴史もひも解きながら、ご紹介したいと思っています。
(2026年3月29日撮影)

粟生野蓮沼のイチョウ


粟生野蓮沼農園に近い、竹林に囲まれた大きなイチョウです。
タケが密集していて、踏み入れることが難しく、
幹回りを測ることなどはできていません。

より近づいてみると、数多くの幹の集合体により、
構成されているように見えます。
正確な状態をいつか確認できるようにしたいと思います。


改めて、堂々とした「無名の孤樹」を感じます。

昨年(2025年)夏以降は、イチョウの木の周辺の草が放置状態になり、近づくことが難しくなっています。

こちらだけではなく、例年、除草作業が行われていた場所が、
今年は放置状態になっているケースが多くなっています。

粟生野蓮沼農園の付近は、里山の雰囲気もある、
小さな自然がいっぱいの環境です。

円立寺境内の大イチョウなど付近の他のイチョウに比べ、やや早く完全に葉を落とし切ります。
(2026年3月29日撮影)

農園の今

千町農園



圃場として使っていませんが、極力、それらしい姿を目指しました。
最終的には、雑草は枯れましたが、理想的な状況にすることはできませんでした。

いよいよ草との戦いも間もなく始まります。
伐採した雑木の廃棄に向けた処理作業も少しずつ行っています。

お借りしている上で、使っていないからと言って、草の生え放題にしておく訳には行きません。
耕運機は故障したままなので、少しでも、刈払機による除草の範囲を少しでも減らすため、言われる「太陽熱土壌消毒」を行います。

以前にも行いましたが、この状態を3週間程度同じ場所で続けます。
以後、少しづつ場所を移動し、他のエリアには刈払機による除草を併せて行います。
(2026年4月14日 撮影)

※千町農園については、来年(2027年)1月末で借用を終えることになりました。
 チコリー栽培を行うことはありませんが、最後まで、できる限りの管理をしなければなりません。

粟生野農園(堂山)

4月最終週から、収穫作業を再開しました。
予想以上に冬を越せなかった株が多く、急遽、千町農園からのものも含め、残っている株を移植し、生育させました。

白い帯のように見える畝には、4月23日にタネを蒔きました。
5月1日現在、多数の発芽が確認できます。
まだ安心はできません。絶え間なく給水します。

画像左側のエリアには、20mの畝を8本作ります。
できる限り、5月中にすべての畝にタネを蒔くことにしています。


移植した株を含め、一見、良い状態の生育に見えますが、多くの株が、これから抽苔(塔立ち)して来ます。冬の株のように中心に近い部分から、多くの葉をまとまって収穫できることができません。

もうすでに、中心が上に伸び、抽苔している株が見られます。


外見は、冬の株と同じように見えますが、芯に近い部分から、上に伸びてきています。

それが、全部の株がそうなるとも限らず、収穫作業には、機械が使えないため、とても効率が悪く、収量の確保が難しい状態になります。

(2026年4月25日撮影)

粟生野農園(蓮沼)

粟生野農園(堂山)から県道138号を渡って、南白亀川(なばきがわ)水系の小中川(こなかがわ)に注ぐ水路沿いの静かな環境の畑です。
2023年末から、収穫を始めました。
里地らしい自然の姿と太陽光パネルが敷設された姿が交じり合うエリアです。
やや閉鎖的ですが、鳥のさえずりが絶えることの無い、ちょっと不思議な空間です。

農園周辺の通路も含めて、できる限りの環境整備を、自分の仕事と考えて、活動しています。
周辺は、例年より、除草作業の回数は少なくなっており、春に太陽光パネルの設置計画を知った隣りのエリアは、これまでは定期的に除草されていましたが、今は、伸び放題の草で覆われました。

昨年(2025年)からのチコリー株が残っています。
全体的な状況から、更新はせずに、このまま生育させようと、やや安易ですが、考えています。

このままでは、余りに株数不足です。
ただ、肥料切れの可能性もあり、5月頃までには、生育状況から、改めて、新しくタネを蒔くことになるかも知れません。

圃場地の周囲には、オオイヌノフグリに変わり、ヒメオドリコソウが広がっています。

圃場への影響がない雑草は、却って愛おしく感じてしまいます。
一方、間もなく戦いの火蓋が開けられようとしていることを、思わずにはいられません。

(2026年3月29日撮影)