

2026年10月

千葉県内でも、大きな被害を受けている地域がたくさんあります。
それに比べれば、「自然には勝てません」などと言う程度の状況ではありますが、6月下旬の台風から4度目となると、さすがにやりきれなさを感じます。
今まで、チコリーたちは生き抜いて来てくれましたが、何とか今回もと、祈るばかりです。
(2026年9月22日撮影)
季節の便り
農園の近くにある、シンボルとなるような樹木の季節ごとの姿をご覧いただきます。
少しでも季節の移ろいを感じていただければ良いのですが、なかなかです。
千町のクスノキ

千町農園の入口近くに生える、4本のクスノキです。
小高造園さんの敷地の中にあります。
その内の1本は、幹の太さが3メートルを超え、巨樹の範囲に入ります。
※環境省の「巨樹・巨木林データベース」の上で、原則として、地上から130センチメートルの位置での幹回り300センチメートルを超える樹木を「巨樹」と定義しています。
(ツバキなど例外はあります)

葉は、ほぼすべて光沢を持ったクスノキらしい姿に戻りました。
5月から6月に白い小さな花をたくさん着けましたが、その後に画像のような、やはり小さな実が見られます。
「クスノキノート」のような、まとまった記事をご紹介しているのに、一年間の詳しい生育の変化は、つかんでいませんでした。
機会を見て、まとめてみたいと考えました。

クスノキの道を挟んだ隣接地は、たばこ畑です。
毎年、その成長の早さには、驚かされていました。
すでに収穫は終わり、黄色く変色した残りの葉は、少しみじめな姿を現し、寂しい感じがします。
花は6月頃に花芽を付けた処で、すべて切除されますが、この時期いくつかの株に、再び花が咲きます。
(2026年9月30日撮影)

粟生野円立寺のボダイジュ(茂原市指定天然記念物)

粟生野堂山農園近くの顕本日蓮宗の円立寺(えんりゅうじ)墓地に生える
ボダイジュです。
樹齢は800~900年と言われています。
すでに主幹は枯れ、残った台木から10本ほどの芽木が、巨樹を構成しています。
このボダイジュは、シナノキ科に属する落葉広葉樹です。

夏の終わりの時期に、必ず撮影に訪れていますが、葉が黒や白の斑紋のようなものが現れ、厳しい夏の暑さで、すっかり疲れ切ったような姿になります。
すでに、一部の葉に秋の色づきが始っています。
意外にも、青々とした元気な葉が見られる期間は、短いように思えます。
(2026年9月30日撮影)
2026年6月に花の開花を見ることができました

派手ではありませんが、とても印象的で、後々まで記憶に残ります。
(2026年6月11日撮影)

小さな鈴の束が吊り下がっているようにも見えます。
茂原市の資料にもボダイジュの花については述べられておらず、あまり知られていないのかも知れません。
どのような過程を経て、この地にとても長い期間に渡り、このボダイジュは生きているのかは、想像することも難しいですが、円立寺の歴史もひも解きながら、引き続きご紹介したいと思っています。

粟生野蓮沼のイチョウ

粟生野蓮沼農園に近い、竹林に囲まれた大きなイチョウです。
タケが密集していて、踏み入れることが難しく、
幹回りを測ることなどはできていません。
より近づいてみると、数多くの幹の集合体により、
構成されているように見えます。
正確な状態をいつか確認できるようにしたいと思います。
改めて、堂々とした「無名の孤樹」を感じます。
(2026年9月30日撮影)

粟生野蓮沼農園の周辺は、9月下旬では、まだ水が引き切っていない状態で、所々に滞水しており、近づくことができません。
こちらだけではなく、例年、除草作業が行われていた場所が、
今年は放置状態になっているケースが多くなっています。
粟生野蓮沼農園の付近は、里山の雰囲気もある、
小さな自然がいっぱいの環境です。
(2026年8月31日撮影)

農園の今
千町農園

強力な刈払機と非常によく刈れるチップソーの組み合わせで、効率的に広い範囲ができるようになりました。
計画的にはいかないまでも、効率的に広範囲の除草ができるようになり、今までのような、焦りの気持ちは軽くなりました。
久々に南側の隅まで、行き着きました。
完璧ではないものの、除草については、返却までに終えられる目途は立ちました。

農園の周囲は、イヌマキで囲まれていますが、毎年秋にアケビが生えてきます。
何年か前、一度、試しに食べてみました。
えぐみがあり、甘くありませんでした。
以来、姿を確認し、季節感を楽しむだけになりました。
それも今年限りとなりました。
(2026年9月30日 撮影)
※千町農園については、来年(2027年)1月末で借用を終えることになりました。

粟生野農園(堂山)

9月21日の台風25号による豪雨で4回目の水没です。
画像では、遮熱ネットの奥側(左側)の約半分です。
それまでは、ほぼ1日で水は引いてくれていましたが、今回は、4日経ってもまだ冠水しているところがありました。
画像は、久々に薄日が差した、10月1日午前の撮影です。
遮熱ネットをすべて開放しました。

水没を免れた畝の東側に生育していた株は、ある程度の数で生育を維持しています。
しかし、長く水につかっているような状態で、どちらかと言えば、乾燥を好むチコリーには、厳しい状態が続いています。
遮熱ネットの下で夏を乗り越えたものの、9月に入り、茂原市において、降雨が無かった日数は6日という異常な天候で、チコリーたちは、あまり元気な様子ではありません。

やっと水が引いた後の畝です。
とても無残な姿です。
完全に水に漬かっていたエリアでも、辛うじて命をつないだ株もほんの少しですが、見られました。
すぐ隣の、黒く見える何かの痕は、死滅したチコリーのものです。
(2026年10月1日撮影)


粟生野農園(蓮沼)
粟生野農園(堂山)から県道138号を渡って、南白亀川(なばきがわ)水系の小中川(こなかがわ)に注ぐ水路沿いの静かな環境の畑です。
2023年末から、栽培を始めました。
里地らしい自然の姿と太陽光パネルが敷設された姿が交じり合うエリアです。
やや閉鎖的ですが、鳥のさえずりが絶えることの無い、ちょっと不思議な空間です。
2025年にはネアカヨシヤンマの生息を確認しました。

8月中に久々に全体的に刈払機で除草することができましたが、9月の長雨と豪雨により、一時は近づくことも難しく、少しは整理作業を進めたかったのですが、何もできませんでした。
9月21日の豪雨以降、畝間には水が溜まったままで、一日も早く天候が安定し、作業ができる日が訪れることを祈るばかりです。
(2026年9月30日撮影)
チコリーの多菜畑農園