2025年5月

季節の便り

農園の近くにある、シンボルとなるような樹木の季節ごとの姿をご覧いただきます。
少しでも季節の移ろいを感じていただければ良いのですが、なかなかです。

千町のクスノキ
千町農園の入口近くに生える、4本のクスノキです。
その内の1本は、幹の太さが3メートルを超え、巨樹の範囲に入ります。

クスノキは常緑広葉樹ですが、この季節にはいつもとは違う姿を見せてくれます。


クスノキは、4月上旬までに一部の葉がまるで紅葉のようになり、5月頃にかけて、落葉します。
画像の右側に多数の落ち葉が見られます。

今年(2025年)、初めて見たのは、4月中旬から5月上旬に葉の彩り(いろどり)が大きく変わる姿です。

(2025年4月18日撮影)

まるで落葉樹のように紅葉した葉を持つクスノキの姿は、
およそ2週間後には、常緑樹の姿に戻ります。

千町農園内に生育する若いクスノキも同じような
ダイナミックとも言える変化をみせてくれました。

(2025年5月3日撮影)



粟生野円立寺のボダイジュ(茂原市指定天然記念物)
粟生野堂山農園近くの顕本日蓮宗の円立寺(えんりゅうじ)墓地に生えるボダイジュです。

4月4日撮影の画像にはまだ1枚の葉も付けていなかったのですが、すでに緑一杯の新緑の季節らしい姿に”豹変”していました。

すでに花になる鈴のような小さな蕾(つぼみ)もたくさん付けています。
昨年、初めてこのボダイジュの花を知り、その華やかさに驚かされました。
今から、楽しみです。

(2025年5月1日撮影)

粟生野蓮沼のイチョウ
粟生野蓮沼農園に近い、竹林に囲まれた大きなイチョウです。
タケが密集していて、踏み入れることが難しく、幹回りを測ることなどはできていません。

4月4日撮影の前回のご紹介時には、遠目には冬の姿でしたが、
もう新緑の姿そのものです。

(2025年5月1日撮影)

前回のご紹介では、枝には数多くのとても小さな新葉がありました。
画像でも、分かりずらい小ささです。

それが、一気に上のような姿に変貌です。

(2025年4月4日撮影)

千町農園



いよいよ本格的にたくさんの草たちに覆われてきました。

不耕起耕作の農園のような姿です。

(実際にそうすることもどうなのか研究してみようか考えています)

(2025年5月3日撮影)

本年は千町農園でのチコリーの栽培は計画していませんが、
予想外に需要が増えた場合には、圃場整備を行い、栽培エリアにしたいと思います。

(2025年4月30日撮影)

粟生野農園(堂山)



こちらの農園のチコリー株は、昨年より継続して、管理栽培して行く予定にしています。

残念なことに、赤斑紋がかなり発生しています。
生育は、順調でしたので、期待していましたが、また収穫出荷の再開に影響することになりました。



新規に栽培するエリアを設定し、20mの畝を8本準備しました。

4月13日から直播による新規栽培を始めました。

3年前に木材チップを搬入したエリアで、それが土壌化したため、チコリー栽培に踏み切りました。
肥料は入れていません。

最初に直播した畝の生育の様子です。

うまく、発芽できなかったホールもありますが、順調とも言える状況です。



(2025年5月1日撮影)

粟生野農園(蓮沼)

粟生野農園(堂山)から県道138号を渡って、小中川に注ぐ水路沿いの静かな環境の畑です。
2023年末から、収穫を始めました。
里地らしい自然の姿と太陽光パネルが敷設された姿が交じり合うエリアです。
やや閉鎖的ですが、鳥のさえずりが絶えることの無い、ちょっと不思議な空間です。



ひと月で一気にこの姿です。

春が進んだというより、春は無かったという印象です。

何もしていませんが、既に敗色濃厚と言ったところかと。


昨年秋に直播した株は、収穫可能なところまで育ってくれました。

スギナを取り除きながら、収穫を開始します。
堂山農園の株に赤斑紋がたくさん出てしまいましたが、こちらは少くて済んでいるようです。


3月22日に昨秋発芽しなかったマルチホールに補充直播した株の生育状況です。
良好に発芽、生育してくれています。
同時にスギナも、チコリーと同時にあっという間に繁ってきます。

スギナだけを取り除くのは難しいので、収穫作業の際、同時に刈り取り、分別することになります。

(2025年5月1日撮影)