

2026年6月
季節の便り
農園の近くにある、シンボルとなるような樹木の季節ごとの姿をご覧いただきます。
少しでも季節の移ろいを感じていただければ良いのですが、なかなかです。
千町のクスノキ

千町農園の入口近くに生える、4本のクスノキです。
その内の1本は、幹の太さが3メートルを超え、巨樹の範囲に入ります。
※環境省の「巨樹・巨木林データベース」の上で、原則として、地上から130センチメートルの位置での幹回り300センチメートルを超える樹木を「巨樹」と定義しています。
(ツバキなど例外はあります)

葉は、ほぼすべて光沢を持ったクスノキらしい姿に戻りました。
記憶では、5月から6月に白い小さな花をたくさん着けるのですが、画像にあるそれらしき枝状の付属物は、花の痕跡なのか、これからつぼみの状態になって、花の姿が現れるのか、確かなことは分かりません。

クスノキの道を挟んだ隣接地は、たばこ畑です。
早くも3月18日に畝が立てられ、栽培が始まりました。
毎年、その成長の早さには、驚かされていましたが、ここでその光景を見るのは、今年で最後ということになります。
2021年頃は、この大きさにまで成長するのは、7月に入ってからだったように思います。(やや記憶が曖昧ですが・・)
しかも、すでに花芽を付けています。驚きです!
(2026年6月2日撮影)

粟生野円立寺のボダイジュ(茂原市指定天然記念物)

粟生野堂山農園近くの顕本日蓮宗の円立寺(えんりゅうじ)墓地に生える
ボダイジュです。
樹齢は800~900年と言われています。
すでに主幹は枯れ、残った台木から10本ほどの芽木が、巨樹を構成しています。
このボダイジュは、シナノキ科に属する落葉広葉樹です。

すでに花芽を枝の各所にたくさん着けています。
独特の白く見える葉も、この時期特有のものです。
間もなく、一斉に花は開花します。
3月下旬までは、ほぼ、葉も無い姿だったのが、ダイナミックに変貌します。
もちろん、こちらのボダイジュだけの変化ではありませんが、特定の樹木だけをピンポイントに注目していると、何か、少しなのですが、感動してしまいます。
(2026年5月31日撮影)

昨年(2025年)は、花を撮影することができませんでした。
6月下旬に訪れた時には、すでに終わっていました。
きれいに咲く花を観賞できる期間は、短いのかも知れません。
花を持つことを遠い昔から当たり前のように繰り返してきた姿に、縁あって愛でることができたことに、感謝すら感じます。
こちらは、初めてボダイジュの花を見ることができた、2024年6月12日撮影の画像です。今年(2026年)に撮影できれば、追加してご紹介いたします。
2026年6月に再び花の開花を見ることができました

派手ではありませんが、とても印象的で、後々まで記憶に残ります。
(2026年6月11日撮影)

小さな鈴の束が吊り下がっているようにも見えます。
茂原市の資料にもボダイジュの花については述べられておらず、あまり知られていないのかも知れません。
どのような過程を経て、この地にとても長い期間に渡り、このボダイジュは生きているのかは、想像することも難しいですが、円立寺の歴史もひも解きながら、引き続きご紹介したいと思っています。

粟生野蓮沼のイチョウ

粟生野蓮沼農園に近い、竹林に囲まれた大きなイチョウです。
タケが密集していて、踏み入れることが難しく、
幹回りを測ることなどはできていません。
より近づいてみると、数多くの幹の集合体により、
構成されているように見えます。
正確な状態をいつか確認できるようにしたいと思います。
改めて、堂々とした「無名の孤樹」を感じます。

昨年(2025年)夏以降は、イチョウの木の周辺の草が放置状態になり、近づくことが難しくなっています。
こちらだけではなく、例年、除草作業が行われていた場所が、
今年は放置状態になっているケースが多くなっています。
粟生野蓮沼農園の付近は、里山の雰囲気もある、
小さな自然がいっぱいの環境です。
(2026年6月2日撮影)

農園の今
千町農園

いよいよ草との戦いが始まりました。
毎週1日、火曜日か金曜日の早朝、刈払機に燃料を満タンにした状態で、圃場内を順番に刈りこんで行きます。
耕運機は故障したままなので、刈払機による除草となりますが、強力な刈払機と非常によく刈れるチップソーの組み合わせで、効率的に広い範囲ができるようになりました。
精神的にとても楽な気持ちになり、これはとても大きいことです。

お借りしている上で、草の生え放題にしておく訳には行きません。
こちらの画像の左側に写っている草は、チガヤです。ここだけでなく、自宅付近でも、蔓延状態です。スギナ同様、タネと地下茎の発達で際限なく増殖します。
「太陽熱土壌消毒」は残念ながら、うまく行きませんでした。
チガヤは、この方法でも死滅させることはできませんでした。
(2026年6月2日 撮影)
※千町農園については、来年(2027年)1月末で借用を終えることになりました。
チコリー栽培を行うことはありませんが、最後まで、できる限りの管理をしなければなりません。

粟生野農園(堂山)

5月上旬以降、ほぼ全体の株が花を持ち始める抽苔(塔立ち)状態になりました。
移植は、チコリーの株にとって、環境が大きく変化することで、植物生理の点で、厳しいものだったと思われます。
但し、すべての株がこれで終わりになるとは考えられませんので、整理して、どのような変化があるのか、今後の参考にしたいと思います。
収穫作業には、非効率な状況なので、新しい株の栽培を急がなくてはなりません。

4月23日に蒔いたタネの株の内、比較的順調に育ったエリアの状況です。もう、メヒシバの攻撃が始まりました。
一方で、4月30日と5月7日に蒔いたタネは、発芽後の管理がうまく行かず、ほとんど、消滅してしまいました。発根と発芽自体は順調だったので、とても残念です。かわいそうなことをしました。
降雨がほとんどなく、晴天続きだったことに対し、対策に不備があったということになります。
(2026年5月31日撮影)

栽培図上の「Bエリア」の新規に栽培予定の画像です。
5月中に8本の畝立てをする予定が、6月2日に時点で、まだ3本です。
当初は、マルチ敷設機を借用して、立てる予定でしたが、機械の都合で、手で立てることになり、大幅に遅れました。
順調に発芽した2本目には、夏用の遮熱ネットをもうこの時期に掛けています。たとえ水を切らすことなく与えていても、晴天で30℃近くまで気温が上がると、黒マルチが熱を持ち、水がお湯になって、発芽した新芽は、湯立った状態になり、消滅してしまいます。
(2026年6月2日撮影)


粟生野農園(蓮沼)
粟生野農園(堂山)から県道138号を渡って、南白亀川(なばきがわ)水系の小中川(こなかがわ)に注ぐ水路沿いの静かな環境の畑です。
2023年末から、収穫を始めました。
里地らしい自然の姿と太陽光パネルが敷設された姿が交じり合うエリアです。
やや閉鎖的ですが、鳥のさえずりが絶えることの無い、ちょっと不思議な空間です。

農園周辺の通路も含めて、できる限りの環境整備を、自分の仕事と考えて、活動しています。
周辺は、例年より、除草作業の回数は少なくなっており、春に太陽光パネルの設置計画を知った隣りのエリアは、これまでは定期的に除草されていましたが、今は、伸び放題の草で覆われました。
やっと、畝間などを刈払機で整理、除草ができるようになりました。
(2026年6月2日撮影)

昨年(2025年)からのチコリー株が残っています。
全体的な状況から、更新はせずに、このまま生育させようと、やや安易ですが、考えています。
このままでは、余りに株数不足です。
ただ、肥料切れの可能性もあり、5月頃までには、生育状況から、改めて、新しくタネを蒔くことになるかも知れません。
(2026年5月11日撮影)
チコリーの多菜畑農園