

2025年7月
季節の便り
農園の近くにある、シンボルとなるような樹木の季節ごとの姿をご覧いただきます。
少しでも季節の移ろいを感じていただければ良いのですが、なかなかです。
千町のクスノキ

千町農園の入口近くに生える、4本のクスノキです。
その内の1本は、幹の太さが3メートルを超え、巨樹の範囲に入ります。
クスノキは常緑広葉樹ですが、ひとときの「春の紅葉」の期間を過ぎ、緑一色の姿に戻りました。

クスノキは、4月上旬までに一部の葉がまるで紅葉のようになり、5月頃にかけて、落葉します。
今、ある意味で、「元の姿」に戻りました。
次の変化まで、一安心?です。

4本のクスノキの道を挟んで向かい側にたばこ畑が広がっています。
たばこの成長は驚くほど速いです。
茂原市に移住して12年程ですが、たばこ畑はかなり減っています。
(すべて2025年6月29日撮影)

粟生野円立寺のボダイジュ(茂原市指定天然記念物)

粟生野堂山農園近くの顕本日蓮宗の円立寺(えんりゅうじ)墓地に生えるボダイジュです。
きれいな緑色の葉にやや黄色に変色した葉も混じった、
不思議なコントラストの姿になっています。

6月にご紹介した蕾(つぼみ)から、花はすでに終わってしまい、実になってしまっていました。
花の咲く期間は短いのかも知れません。
6月中に、通りさえしなかったのは、後悔しても仕方ありませんが、やはり、残念です。
(2画像 2025年6月29日撮影)

2024年に撮影した花の画像をご覧いただきます。
黄色の小さな釣鐘状のかわいい花の集合体です。
なかなか出会う機会も少ないかと思います。
(2024年6月12日撮影)

粟生野蓮沼のイチョウ

粟生野蓮沼農園に近い、竹林に囲まれた大きなイチョウです。
タケが密集していて、踏み入れることが難しく、幹回りを測ることなどはできていません。
より近づいてみると、数多くの幹の集合体により、構成されているように見えます。
正確な状態をいつか確認できるようにしたいと思います。
改めて、堂々とした「無名の孤樹」を感じます。

こちらはイチョウの木の近くで見られた木です。
種名は分かりません。
粟生野蓮沼農園の付近は、里山の雰囲気もある、小さな自然がいっぱいの環境です。
(2025年7月1日撮影)

千町農園

放置状態が続いていましたが、刈払機を使って、少しずつですが農園らしい姿をお見せできるようにして行きます。
それでも不耕起耕作の農園のような姿です。
(実際にそうすることもどうなのか研究してみようか考えています)

千町農園にはチガヤが侵入してきており、一度、刈払機で根元から刈っても、2週間も経てば、もうこのような姿です。
スギナと同じく、地下茎で増えますので、本当に厄介です。
それでも、いつか、カヤカヤ馬のミニチュアでも作れたらと、能天気に考えたりしています。
(2画像 2025年6月29日撮影)

粟生野農園(堂山)

春以降、新しく20mの畝(うね)8本で栽培をしています。
4年程前に一面に木材チップを投入した土壌です。
元々は強風による土砂のまきあがりを防ぐことを目的に行われたものです。
肥料を入れなくても、とても良く生育してくれています。
一方で、雑草もすごい勢いで繁ってきます。

4月13日以降、ほぼ毎週1本ずつタネ蒔きをしました。
その1本目から4本目までは、メヒシバなどの雑草も余り生えていない状態で蒔いたため、結果的にはメヒシバの中でチコリーも育ちました。
5本目から8本目までは、十分にマルチホールから雑草を生やさせ、それを取り除いてから、タネ蒔きを行うようにしましたが、それでも、雑草は生えてきます。

メヒシバの中で育ったチコリーは、結果的に遮光状態になり、株の中心部の葉しか収穫ができないものの、今の高温期をかんがえれば、栽培方法の参考にできるような気もします。
逆に、チコリーは新しい葉を収穫出荷しお届けすることは、品質管理が難しく、商品としての「おもしろさ」にも欠けるように思っています。


粟生野農園(蓮沼)
粟生野農園(堂山)から県道138号を渡って、小中川に注ぐ水路沿いの静かな環境の畑です。
2023年末から、収穫を始めました。
里地らしい自然の姿と太陽光パネルが敷設された姿が交じり合うエリアです。
やや閉鎖的ですが、鳥のさえずりが絶えることの無い、ちょっと不思議な空間です。

なかなか除草が追い付きませんが、農園周辺の通路も含めて、できる限りの環境整備を、自分の仕事と考えて、行っています。
刈払機が活躍してくれています。
チコリーの生育は、堂山農園に比べ、かなりゆっくりです。

早春に蒔いたタネは、やっと少し成長してきました。
やはり、肥料不足だったのかと思います。
