2024年11月
季節の便り
農園の近くにある、シンボルとなるような樹木の季節ごとの姿をご覧いただきます。
少しでも季節の移ろいを感じていただければ良いのですが、なかなかです。
千町のクスノキ
千町農園の入口近くに生える、4本のクスノキです。
その内の1本は、幹の太さが3メートルを超え、巨樹の範囲に入ります。
堂々とした迫力一杯の樹木ですが、全国的なクスノキの巨樹には到底及びません。
(2024年10月17日撮影)
粟生野円立寺のボダイジュ(茂原市指定天然記念物)
粟生野堂山農園近くの顕本日蓮宗の円立寺(えんりゅうじ)墓地に生えるボダイジュです。
鮮やかな色の変化はなく、くすんだ灰色になって、落葉します。
すでに根元には落葉がたまり始めています。
(2024年10月31日撮影)
粟生野蓮沼のイチョウ
粟生野蓮沼農園に近い、竹林に囲まれた大きなイチョウです。
タケが密集していて、踏み入れることが難しく、幹回りを測ることなどはできていません。
黄色の色づきが増し、立冬を迎えた秋本番を象徴しているような姿になりました。
(2024年11月9日撮影)
イチョウを撮影中に飛び出したニホンノウサギです。
以前から何度か出会っていましたが、今回は、カメラを持っていたので、辛うじてですが、後ろ姿を撮ることができました。
かわいいというより、ジャンプ力に驚かされます。
(2024年9月29日撮影 継続掲載)
タネ蒔きを行いました(2024年10月13日)
粟生野蓮沼農園 雑草除去など準備を整え、ようやく、新しくタネを蒔くことができました。
タネをジベレリン浸漬処理してからほぼ一週間経ってしまいました。
かなりのタネが発芽状態になってしまいました。
順調に発根しましたので、もう3日早く、直播作業を終えていた方が、速やかな作業になっていたと思います。
今回から、タネは中原採種所さんの「トレビス」を主体に、FRANCHI社とHORTUS社の数種類のチコリーのタネを混ぜています。
今後も同じように続けて行く予定です。
また、ジベレリン浸漬処理後に、水にわずかなオキシドールを混和させて、噴霧してみました。
まだ最高気温が25℃を超える陽気ですが、さすがに猛暑にはなりませんので、かなり発芽状態になっても、十分な水遣りで着床してくれます。
直播後3日目の状態です。
まだ、完全に安心できませんが、峠は越えた印象です。
播種後、2週間ほど経っての様子です。
それなりには苗の状態にまで生育してくれていますが、
ホールによっては全く消滅しているところもあり、
何かが足りなかったように感じます。
どこか抜けているのでしょう。
播種前に除去しましたが、すでにスギナも同居し始めています。
(2024年10月31日撮影)
千町農園
周辺の水田は稲刈りも終わり、やや落ち着いた環境になりつつあります。
雑草との戦いはほぼ敗北です。少し開き直っています。
2024年は、こちら千町農園に放置状態になっているチコリーの株からは、収穫出荷は致しません。
何とかして、耕運し、土壌を休ませてあげなくてはいけないのですが、まだ未定です。
日射熱除草でも、農ポリの敷設が完全に隙間なく覆うことは難しいため、ハマスゲなど、生き残るものもあります。
右の画像の黄色から緑色に見える葉は、あっという間に元気を取り戻し、再び、圃場を覆います。
時間があれば、繰り返し農ポリの敷設を行い、根絶を目指します。但し、翌年にはまた生えてきます。すごいですね。
粟生野農園(堂山)
夏の草たちには完敗しました。それでも、電動の小型草刈り機と三角ホーで抵抗しました。
結果的には季節の移ろいに助けてもらい、農園らしい管理された(?)畝間がはっきりした姿に近づきました。
チコリーの株は、オリジナルミックスの畝を中心に抽苔(塔立ち)して、花盛りになるものもかなり出ています。
花自体はとても可憐できれいなのですが、
どこかでは処分しなければならないでしょう。
秋という季節を感じる期間があまりにも短いように思えます。
農園にはまだアキアカネなどのトンボとキタテハなどのチョウも訪れてくれます。
アントシアニンが生成される株も少し出てきました。
お届けにはもう少しお時間を頂きたくお願い致します。
(3画像とも2024年11月1日撮影)
粟生野農園(蓮沼)
粟生野農園(堂山)から県道138号を渡って、小中川に注ぐ水路沿いの静かな環境の畑です。
2023年末から、収穫を始めました。
里地らしい自然の姿と太陽光パネルが敷設された姿が交じり合うエリアです。
やや閉鎖的ですが、鳥のさえずりが絶えることの無い、ちょっと不思議な空間です。
先にご報告した10月13、24、29日にタネまきを実行し、畝3本で終わることにしました。
うまく生育してくれるよう努めたいと思います。
チコリーのミックスリーフの栽培についてのマニュアリングは達成できていません。
無理ともいえるタネまきを実行したのは、マニュアル化を意識しています。
いつの間にか理想的な生育の株たちになってくれています。
収穫は、もう少し先からできるように思います。
都内のレストランさんへの出荷も延期させて頂いています。
一部にアントシアニンがはっきりと表れた株も出てきました。
(3画像とも2024年10月31日撮影)