

2026年7月
季節の便り
農園の近くにある、シンボルとなるような樹木の季節ごとの姿をご覧いただきます。
少しでも季節の移ろいを感じていただければ良いのですが、なかなかです。
千町のクスノキ

千町農園の入口近くに生える、4本のクスノキです。
その内の1本は、幹の太さが3メートルを超え、巨樹の範囲に入ります。
※環境省の「巨樹・巨木林データベース」の上で、原則として、地上から130センチメートルの位置での幹回り300センチメートルを超える樹木を「巨樹」と定義しています。
(ツバキなど例外はあります)

葉は、ほぼすべて光沢を持ったクスノキらしい姿に戻りました。
5月から6月に白い小さな花をたくさん着けましたが、その後に画像のような、やはり小さな実が見られます。
「クスノキノート」のような、まとまった記事をご紹介しているのに、一年間の詳しい生育の変化は、つかんでいませんでした。
機会を見て、まとめてみたいと考えました。

クスノキの道を挟んだ隣接地は、たばこ畑です。
毎年、その成長の早さには、驚かされていましたが、ここでその光景を見るのは、今年で最後ということになります。
2021年頃は、この大きさにまで成長するのは、8月に入ってからだったように思います。(やや記憶が曖昧ですが・・)
管理のため、花は切り取られています。もう色づいています。
(2026年7月4日撮影)

粟生野円立寺のボダイジュ(茂原市指定天然記念物)

粟生野堂山農園近くの顕本日蓮宗の円立寺(えんりゅうじ)墓地に生える
ボダイジュです。
樹齢は800~900年と言われています。
すでに主幹は枯れ、残った台木から10本ほどの芽木が、巨樹を構成しています。
このボダイジュは、シナノキ科に属する落葉広葉樹です。

6月中旬に咲いていた花はすでに終わり、小さな白い実と思われるものを、花の後に付けています。
先月にもご紹介している通り、花の咲いている期間は、かなり短いかと思われます。
3月下旬までは、ほぼ、葉も無い姿だったのが、ダイナミックに変貌します。
特定の樹木だけをピンポイントに注目していると、何か、少しなのですが、感動してしまいます。
(2026年7月1日撮影)
2026年6月に再び花の開花を見ることができました(比較のため、6月の画像を続けてご覧いただきます)

派手ではありませんが、とても印象的で、後々まで記憶に残ります。
(2026年6月11日撮影)

小さな鈴の束が吊り下がっているようにも見えます。
茂原市の資料にもボダイジュの花については述べられておらず、あまり知られていないのかも知れません。
どのような過程を経て、この地にとても長い期間に渡り、このボダイジュは生きているのかは、想像することも難しいですが、円立寺の歴史もひも解きながら、引き続きご紹介したいと思っています。

粟生野蓮沼のイチョウ

粟生野蓮沼農園に近い、竹林に囲まれた大きなイチョウです。
タケが密集していて、踏み入れることが難しく、
幹回りを測ることなどはできていません。
より近づいてみると、数多くの幹の集合体により、
構成されているように見えます。
正確な状態をいつか確認できるようにしたいと思います。
改めて、堂々とした「無名の孤樹」を感じます。

昨年(2025年)夏以降は、イチョウの木の周辺の草が放置状態になり、近づくことが難しくなっています。
こちらだけではなく、例年、除草作業が行われていた場所が、
今年は放置状態になっているケースが多くなっています。
粟生野蓮沼農園の付近は、里山の雰囲気もある、
小さな自然がいっぱいの環境です。
(2026年6月2日撮影)

農園の今
千町農園

毎週1日、火曜日か金曜日の早朝、刈払機に燃料を満タンにした状態で、圃場内を順番に刈りこんで行きます。
それでも、5月27日にしっかりと刈ったのですが、ひと月でもうこの姿です。
それ程、ひどい状態ではないのですが、緑色が全体を覆っています。心なしか、チガヤが少しですが、このエリアでは、減ってきているように思えます。

お借りしている上で、草の生え放題にしておく訳には行きません。
耕運機は故障したままなので、刈払機による除草となりますが、強力な刈払機と非常によく刈れるチップソーの組み合わせで、効率的に広い範囲ができるようになりました。
精神的にとても楽な気持ちになり、これはとても大きいことです。
(2026年7月4日 撮影)
※千町農園については、来年(2027年)1月末で借用を終えることになりました。
チコリー栽培を行うことはありませんが、最後まで、できる限りの管理をしなければなりません。

粟生野農園(堂山)

栽培図上の「Bエリア」は20メートルの畝8本の予定が、7月1日に時点で、7本まで完成しました。
やはり、機械には勝てません。体力も年齢相応の感じがします。
タネの直播後、直ぐに不織布を掛け、遮熱ネットを設置します。
5月中旬に比べると、6月は高温の日は、少ないようでした。
晴天で30℃近くまで気温が上がると、黒マルチが熱を持ち、水がお湯になって、発芽した新芽は、湯立った状態になり、消滅してしまいます。

4月23日に蒔いたタネの株の内、比較的順調に育ったエリアの状況です。もう、メヒシバの攻撃が始まりました。
4月30日と5月7日に蒔いたタネは、順調に発芽していましたが、遮熱ネットの使用が遅れ、かなり消滅視せてしまいました。
房総半島のこの付近の5月は、2022年頃までの7月のような気候と考えなければならない、と感じています。

昨年(2025年)は、完全にメヒシバに敗北し、密生したメヒシバの中で、チコリーは枯れて行きました。
チコリーが耐えられる程のストレスであれば、自らの身を護ろうとすることで、アントシアニンを現わしますが、もう、限界を超えていました。
今年は、さすがに失敗を繰り替えせません。中心の栽培エリアは、Bエリアですが、そちらは、メヒシバよりハマスゲが問題です。
(2026年7月1日撮影)


粟生野農園(蓮沼)
粟生野農園(堂山)から県道138号を渡って、南白亀川(なばきがわ)水系の小中川(こなかがわ)に注ぐ水路沿いの静かな環境の畑です。
2023年末から、収穫を始めました。
里地らしい自然の姿と太陽光パネルが敷設された姿が交じり合うエリアです。
やや閉鎖的ですが、鳥のさえずりが絶えることの無い、ちょっと不思議な空間です。

農園周辺の通路も含めて、できる限りの環境整備を、自分の仕事と考えて、活動しています。
周辺は、例年より、除草作業の回数は少なくなっており、春に太陽光パネルの設置計画を知った隣りのエリアは、これまでは定期的に除草されていましたが、今は、伸び放題の草で覆われました。
やっと、畝間などを刈払機で整理、除草ができるようになりました。
(2026年6月2日撮影)

昨年(2025年)からのチコリー株が残っています。
全体的な状況から、更新はせずに、このまま生育させようと、やや安易ですが、考えています。
このままでは、余りに株数不足です。
ただ、肥料切れの可能性もあり、5月頃までには、生育状況から、改めて、新しくタネを蒔くことになるかも知れません。
(2026年5月11日撮影)
チコリーの多菜畑農園