フロントページの生き物たち


お気付きになられる方もおられると思いますが、昆虫類はほどほどの知識はあるのですが、野菜を作っているのに、植物、特に草花はあまり知りませんし、鳥類も知識不足です。
それでも、なるべくたくさんの”自然の仲間”をご紹介したいと思います。

各コーナーの内容について

ご紹介している各コーナーの記述内容は、誤りの訂正、表現の修正、追加の記述などを必要に応じて行っています。
なお、大きな修正変更の場合はその内容を明記させて頂きます。

粟生野の大イチョウ

お借りしている茂原市粟生野の蓮沼の畑近くの大きなイチョウの木です。
大イチョウと呼ばれる樹木と比較したことはありませんが、ちょっと感激します。
目立つ場所に生えているわけではないので、全く知られていないのではないでしょうか。

粟生野円立寺のボダイジュ

茂原市粟生野の堂山の畑近く、墓地の敷地にそびえる大木のボダイジュです。
茂原市指定の天然記念物になっています。
樹齢は800年以上ですが、見た目、とても元気そうです。
6月頃に独特の花をつけるようなのですが、その時期に見に行ってはいませんので、改めて、開花している姿をご紹介します。

カラスウリ

千町農園の近くに、毎年、秋に姿を見せてくれます。
ご紹介するに当たり知ったのですが、食べられるはずがないと思っていたのが、画像にもある緑の熟す前の実は、苦味もなく、みそ汁の具などで食べられるのだそうです。
熟した赤い実は苦味が強いものの、シロップ漬けなど、甘く調理すれば食べられるそうです。

アケビ

千町農園のイヌマキに絡まって、毎年姿を見せるアケビの実です。

わざわざ収穫して食べることはありませんが、熟して落ちた実を一度口にしたことがあります。甘味はそれほどでもなく、ちょっとえぐみがあり、その時以外は手にしていません。
もしかすると、逆に無関心すぎるのでしょうか。

クスノキと紅梅

千町農園の隣りの小高造園さんの敷地に、大きなクスノキが4本並んで生えています。
その下に仕えるように紅梅が2本有って、毎年1月下旬頃から、周囲の中で最も早く、開花します。

茂原ではあまり多くないクスノキと紅梅のコラボです。

モモノキ

「クスノキと紅梅」と道を挟んで、斜向かいの農家さんの敷地にあるモモノキと思われるバラ科の低木です。
サクラが満開になる季節よりやや遅れ、毎年、毎日の千町農園への行き来に出迎えてくれます。

ツ゚マグロヒョウモン

すべてツマグロヒョウモンの画像です。
4番目の画像がメスの個体で、メスにだけ翅の端に紋様が現われます。

元々は三重県から西が分布域でしたが、
今は茂原周辺でも普通に見られるようになりました。

キジ

千町農園をテリトリー(縄張り)の一角にしている「キジのヤマモトクン」です。
よく近くまで来てくれるので、いろいろ呼びかけてみた処、「ヤマモトクーン」と呼びかけた時だけ、独特の鳴き方で応答してくれました。
繁殖期には奥様ともお越しですが、おチビちゃんには出会ったことがありません。

アオマツムシ

今では、本州岩手県まで生息域を広げるコオロギの一種です。
茂原市では、8月のお盆の時期以降、急に「りーりー」という鳴き声が木の上から聞こえてきます。

元々は明治後期に中国南部から入ってきた移入種です。1970年代半ばから急激に生息域が広がり始めました。

バッタとカエルがごあいさつ

もちろん、たまたま写っていた状態です。
ショウリョウバッタとアマガエルという畑にはいつもいてくれる生き物です。

それでも、なかなか出会えない光景です。

オオアオイトトンボ

アオイトトンボ科に属するやや大型のイトトンボです。
身体の色は金属光沢のある緑色で、植物などに止まっているときは、翅が半開きの姿です。
周囲に樹木が多い池や溝がある環境に住み、千町農園に毎年普通に見ることができます。
また、夏ごろから秋遅くまでの長期間、その姿を見せてくれます。

画像は、やや見え難いのですが、オスとメスが連結しているところです。水辺近くの樹木の枝にこの形で産卵します。

クビキリギス

ライフサイクルが秋に卵からかえり、成虫で越冬し、春から初夏に産卵するため、盛夏には見ることはありません。
春に畑近くなどで、「ジー・ジー」という連続音での鳴き声を聞きます。

冬の時期、チコリーの株の間やマルチの中からしばしば出会います。

野川辺りの花

テントウムシ

こちらは「ナミテントウ」という種の画像です。
畑でもっともよく見られるのは、ナナホシテントウという種ですが、他にも何種かのテントウムシに出会います。
チコリーには多くはありませんが、アブラムシも付くのですが、テントウムシは幼虫も成虫も旺盛に食べてくれます。

ベッコウクモバチの狩り

ややグロテスクと言える画像かも知れません。
ただ、決して珍しい光景ではありません。

クモはハチの針からの麻酔薬により、仮死状態です。ハチの地面に掘られた巣穴に運ばれ、ハチの幼虫の餌になる運命です。

オナガグモ

当初は「謎の昆虫」と表していましたが、オナガグモというクモの一種と教えて頂きました。

詳しくは調べていませんが、決して珍しい種ではなく、クモ類を食べる習性があるそうです。

ニホンノウサギ

千町農園の付近では、よく見ることができた姿です。
2023年、最近では出会えていません。
ただ、農園間の移動時に思いがけなく、軽トラの前に飛び出した個体もあり、畑で糞も見ることがあるので、引き続き生息していると思われます。

2024年には、粟生野農園近くで何度となく姿を見せてくれました。なかなか撮影には至りません。

トビ

作業の中で、カラスには季節を問わず、毎日必ず出会います。

画像は、猛禽類(もうきんるい)でも比較的広範囲に生息しているトビとお教え頂きました。
他の猛禽類も生息しているようなのですが、目撃できる機会は多くありません。

2月のコニワハンミョウ

まだ冬の粟生野農園に毎年2月下旬から現れる、甲虫類の仲間です。ハンミョウは肉食ですので、一体この時期に何を餌にしているのか、とても、不思議です。
わずかな作業のひとときに畝の間を歩く中で、足元から前に飛び立ち、程なく、着地するのを繰り返します。

カトリヤンマ

画像は、羽化して間もないメスの個体です。
全国的には珍しい種になっているようですが、多菜畑農園の周辺では、いろいろな形で生息が確認できます。

ウラナミシジミ

千町農園で思いがけず撮ることができた画像です。
珍しい種ではなく、マメ類を栽培されている方には、害虫扱いになります。
ライフサイクルには独特のものがあり、房総半島にもそのストーリーに縁がありますので、改めてご紹介させて頂きます。

ヤマトタマムシ

いつもよく見られる種ではありませんが、千町農園では毎年必ず出会うことができます。

ただ、撮影できる機会には恵まれませんので、以前の画像を使わせて頂きました。

カワセミ

あらゆるスチュエーションに対応できるたくましい鳥です。
その美しい姿から、人気の高い鳥で、いろいろな形で取り上げられています。

餌になる魚類が生息しているならば、細い溝のような環境にも飛来します。
近郊では撮影できていないので、伊勢市での画像をご覧いただきます。

アオドウガネ

草食のコガネムシの一種です。沖縄では幼虫がサトウキビの根を食い荒らすなど害虫ともされています。
もともとは中部地方以西に生息していましたが、関東地方にも急激に分布域を広げ、在来種だった近縁のドウガネブイブイを駆逐してしまうほどになりました。

キアシヒバリモドキ

体長6ミリほどの、コオロギの一種です。

「ヒバリモドキ」という名前は、同じコオロギの仲間の「クサヒバリ」や「キンヒバリ」などの鳴く種に対し、鳴き声を出さない種に付けられたものです。
確かに目立たないので、珍しい種ではないのですが、余り見ることはありません。